やっぱり人間が好きだ
- 2013.04.30 Tuesday
- 09:47
気がついて見たら
駅前の商店街が一変して
どこの駅前も同じ風景になった
ラーメン、餃子、ハンバーガー
カレー、とんかつ、天ぷら
牛丼、カフェ、コンビニ
並ぶ順番が違うだけで
どの駅も見慣れた看板が立ち並ぶ
マニュアルに従った
どのスタッフも
どの店舗も
どのお客にも均一なサービス
何より安い
スタッフは一定の距離を置きながらも
失礼がない
どのスタッフも同じで個性はそこにはない
このシステム化されたサービスや関係に
若い世代には何も違和感がないのだろうな
システム化されたグループは
個性、心の動きを嫌う
たんたんと効率よく
ムリ、ムダ、ムラの無いように求められる
仕事をするとは
そのシステムの中に身を置き
マニュアルをこなすこと
またはマニュアルをつくり従わせること
どうもそのような二極化の動きが見えてくる
そのどちらにも属さない人が生きにくくなるのか
少し前まであった個人商店が
いつの間にか消えた
頑固なオヤジの店
世話好きなオバちゃんの店
人情もその店の空気も大切な味だった
その人に会いに店に通ったものだった
互いに遠慮がなかった
それぞれの人柄が際立っていた
お店の色があった
どこもクセがあった
今はその影もない
時代の流れの中で
個性が大きなうねりの中で押しつぶされている
生き抜くために抑えることが当たり前になるのか
二極化の他の道はあるのか
隙間はあるのか
うねりの中で幸せに生きられるのか
人間はどのように進化していくのか
戦争、原子爆弾、男尊女卑、貧困、高度経済成長
環境汚染、少子化、高齢化、社会保障の破綻、
リストラ、リーマンショック、震災、放射能汚染
IT革命、世界恐慌、デフレ、アベノミクス
この時代の積み重ねの中で今がある
経験した人しない人
経験したことから”正しさ”が生まれる
若い世代に正しさを押し付けることはあってはならない
人間の進化のプロセスと見ていくと
今を冷静に捉えることができる
さてさて今の時代をどのように捉えているのか
それぞれの世代、立場を超えてお聴きしたい
普段抑えている部分をお聴きしたい
きっと人間の進化が見えてくる
やっぱり人間が好きだ