五千年前につくられた易経には
「吉凶の分かれ目は悔(かい)・吝(りん)にある」と書いています
易経では最初に起きたトラブルを凶とも吉とも見ません
吉とは実る・通じる・亨(とお)ること
凶とは失う・通じない・亨(とお)らないこと
「悔(かい)」は「後悔する」という意味で
どんなトラブルも本気で後悔すれば
少しづつ「吉」に向かうと書いています
一方
「吝(りん)」は「ケチ」「惜しむ」という意味です
今までのことを後悔して流れを変える
やり方を変えることを「惜しむ」のが「吝」です
トラブルに気づいて何も手を打たなくてもすぐには凶にはなりません
何度も何度も「兆し」という形で黄色信号が送られてきます
それでも「悔い改める」ことを惜しんでいると
「凶」になると書いています
また「凶」になっても「悔い改める」ことによって
少しづつ「吉」に向かうと書いています
「惜しむ」ことなく「後悔」して「悔い改める」ことが
「吉」を呼ぶことと五千年前の人からのメッセージです